<ジンジン博士のケータイ新書>18歳成人に備えて

 1月ももう終わりですね。1月と言えば成人式、読者の皆(みな)さんにとっては、まだまだ先の話と思っている人も多いでしょう。

 

 ところが、2022年の4月1日(ついたち)から成人年齢(ねんれい)が18歳(さい)に引き下げられるのを知っていますか。今の中学2年生以下の人は、18歳になった時点で、成人としてあつかわれるようになります。高校3年生で成人とは、少し不思議な感じもします。今までは、高校を卒業して2年間は成人への助走期間があったのですが、その期間がなくなるというわけです。

 

 成人になると親の同意がなくてもクレジットカードの作成など「契約(けいやく)」ができるようになります。

 

 国民生活センターの分析(ぶんせき)によると、成人になった段階(だんかい)で契約に関する相談件数(けんすう)が急増(きゅうぞう)するとのことで、例年成人の日が近づくたびに「成人になると巻(ま)き込(こ)まれやすい消費者トラブル」を紹介(しょうかい)しています。同センターは、成人になりたての若者(わかもの)の消費者トラブルの特徴(とくちょう)として、「スマホ」「SNS」などのキーワードをあげ、「自分に都合のよい情報(じょうほう)のみを信じ、偏(かたよ)った情報で安易(あんい)に契約してトラブルになっているケースが少なくない」と警告(けいこく)しています。

 

 皆さんも、今のうちからしっかり学んで、トラブルにあわない知恵(ちえ)を身につけてほしいと思います。

(ITサポートさが・陣内誠)