<ジンジン博士のケータイ新書>ケータイデビュー、慣れに注意

 3月も下旬(げじゅん)に入りました、もうすぐ4月ですね。この時期だとケータイデビューを果たした読者もいるかもしれません。今日は、そんなケータイデビューをした人たちへ教訓としてほしい話です。まだケータイを持っていない人は、将来(しょうらい)への参考にしてください。

 

 一番気をつけてほしいことは「慣(な)れ」です。自転車に乗り始めた時のことを思い出してください。初心者のころは、何をするにも慎重(しんちょう)だったのではないでしょうか。出発する前は、まわりの様子を確認(かくにん)していたでしょうし、道路をわたる時は左右をよく見てわたっていたはずです。ところが慣れてくると出発前の周囲確認や道路横断(おうだん)時の左右確認など、おろそかになっていませんでしたか。そして、慣れたころに事故(じこ)にあったり、けがをしたりするのです。

 

 ケータイも同じです。慣れたころに「自分は大丈夫(だいじょうぶ)」とか「少しくらいなら」という気持ちになってしまいトラブルをまねくことになります。これは何も子どもたちだけに向けた話ではありません。私(わたし)たち大人にもあてはまることです。

 

 こわいのは、慣れで生じる油断(ゆだん)なのです。お互(たが)いに油断なく安全にケータイを使うようにしたいものです。昔から「油断(ゆだん)大敵(たいてき)」と言いますから。(ITサポートさが・陣内誠)