<ジンジン博士のケータイ新書>「IoT機器」で気をつけること

 皆(みな)さんは、「IoT」という言葉を聞いたことありますか? 「Internet of Things」の略(りゃく)で「モノのインターネット」と訳(やく)されます。家電製品(せいひん)や車など、さまざまな「モノ」をインターネットとつなぐ技術(ぎじゅつ)のことです。外出先から遠隔(えんかく)操作(そうさ)ができるエアコンや掃(そう)除(じ)機、食材の減(へ)り具合を知らせてくれる冷蔵庫(れいぞうこ)、部屋で留守番(るすばん)しているペットの様子を確(かく)認(にん)できるカメラなど、私(わたし)たちにとっても身近な存在(そんざい)になっています。最近注目されているEV(電動車)も、インターネットに接続(せつぞく)しているのでIoT機器といえます。

 

 IoT機器は、インターネットを利用することでとても便利に使えるのですが、インターネットに接続することによる危険(きけん)性(せい)も否定(ひてい)できません。今年の3月末「東京の小学校と保育園(ほいくえん)の2カ所で、ウイルスに感染(かんせん)したWEBカメラが発見された」と佐賀新聞(さがしんぶん)でも報道(ほうどう)されました。「インターネットを通じて外部から操作ができるようになっていて、他のサーバへの攻撃(こうげき)の道具に使われたり、盗撮(とうさつ)の道具にされていたりした」そうです。

 身近になったIoT機器ですが、個人(こじん)で使うときに気をつけるべきことは何でしょうか?

 

 一番大切なことは、サポート体制(たいせい)がしっかりしたメーカーの機器を信頼(しんらい)できる所から購入(こうにゅう)することです。次に大事なことはIoT機器のIDとパスワードの管理、それから使用しなくなったときは電源(でんげん)を切りインターネットに接続できないようにすることです。

 

 一人ひとりが気をつけて安全なインターネット環境(かんきょう)を守っていきましょう。

(ITサポートさが・陣内誠)