<ジンジン博士のケータイ新書>この夏の出来事

 

 2学期が始まった人も多いと思います。8月の3連休中の大雨は大丈夫(だいじょうぶ)だったでしょうか? 福岡(ふくおか)や熊本(くまもと)をはじめ、九州各県では大きな被害(ひがい)が出た地域(ちいき)も多かったようです。

 さて、その大雨被害に関しての話題です。九州内のとある市の市長さんが、地域住民の「〇〇川氾濫(はんらん) (※水があふれること)! 気をつけて」というSNSでの動画投稿(とうこう)をニセ情報(じょうほう)と判断(はんだん)し、「やめてください」と言う言葉と共に厳(きび)しいコメントを出しました。直後にそのSNSアカウントは削除(さくじょ)されたので動画が大きく拡散(かくさん)されることはなかったのですが、その日の夜になって投稿が事実であったことが判明(はんめい)したのです。どうやら氾濫が短時間であったため、市の職員(しょくいん)が確認(かくにん)に行った時には水が引いていたのでニセ情報と判断するに至(いた)ったとのことでした。

 いつもこのコラムで「災害(さいがい)時にはニセ情報が増(ふ)える」と言っていますが、その市長さんも同じ気持ちだったようで「自身の過度(かど)な警戒(けいかい)心も、今回の判断に影響(えいきょう)した」と反省されています。投稿された住民の方に連絡(れんらく)が取れ、謝罪(しゃざい)されたということでその点は偉(えら)かったと思いますが、せっかくの投稿に思わぬ厳しい反響(はんきょう)があった投稿者の方には「本当にお気の毒だったなぁ」と同情(どうじょう)してしまいました。

 市長さんのお言葉を借りれば、「災害時には正確(せいかく)な情報発信が何よりも大切です。そして受け手も冷静に情報の真偽(しんぎ)を確(たし)かめることが重要です」という点を強く実感させられた出来事でした。

(ITサポートさが・陣内誠)