<ジンジン博士のケータイ新書>動画「ネットゲーム課金」拡散中

 これまで「インターネットの特性(とくせい)は『ばれる・広がる・伝わらない』ですよ。」とお伝えしてきましたが、ジンジン博士が所属(しょぞく)しているNPO法人「ITサポートさが」が公開している動画が、ただ今すごい勢(いきお)いで「広がって」います。

 

 問題の動画は「情報(じょうほう)モラル電子紙しばい ネットゲーム課金編(へん)」です。3年ほど前に公開した動画で、ネットゲームに気軽な気持ちで課金した(ガチャくじを引くためにお金を使った)ために、とんでもないことになってしまった男の子のお話です。先月までは合計で数千回の視聴(しちょう)回数でしたが、今月の10日ごろから急激(きゅうげき)にアクセス数が増(ふ)えて、10月18日現在(げんざい)、視聴回数14万回を超(こ)えています。

 

 とある大学の先生がご自身のコラムで紹介(しょうかい)してくださったり、人気「まとめサイト」の関連動画として紹介されたりしたのをきっかけに回数が増えていったのですが、1日で5万回以上再生(さいせい)された日もありました。今話題の「ピコ太郎さん」の「PPAP」には遠く及(およ)びませんが、ネットの特性があればこそ起こった出来事だなぁと思います。

 

 悪い意味で広がったわけではないので、批判(ひはん)コメントは少ないのですが、これが悪意を持って拡散(かくさん)されていたらと考えるとゾッとします。(ITサポートさが・陣内誠)