<ジンジン博士のケータイ新書>Twitterでの救助要請

 7月上旬(じょうじゅん)、佐賀、長崎(ながさき)、福岡(ふくおか)、大分を襲(おそ)った九州北部豪雨(ごうう)。多くの方が亡(な)くなり、今も避難(ひなん)生活を送っておられる方がたくさんいらっしゃいます。

 

 災害(さいがい)が起こるたびにスマートフォンが活躍(かつやく)するのですが、特に今回はTwitter(ツイッター)を使った救助要請(ようせい)(助けてくださいとお願いすること)が注目されました。中高生に大人気のアプリTwitterですが、情報(じょうほう)が広がりやすいことや位置情報を知らせる機能(きのう)がついていることなどから「救助要請に使ってください。」というお知らせが新聞テレビなどのマスコミでも流されました。

 

 そこで今日のテーマは、Twitterを救助要請に使うとき、気を付けることです。

 

 まず、知らせる(ツイートの)内容(ないよう)は、(1)助けが必要な場所(位置情報を付けます)(2)助けてほしい人の名前と人数(3)どんな状況(じょうきょう)か(できれば写真や動画を付けます)(4)助けてほしい内容(薬品や食料など具体的に)以上の内容を記載(きさい)したら、投稿(とうこう)の最後にハッシュタグ(#のマーク)救助を付けます。そして忘(わす)れてはいけないのが、救助されたら必ず投稿を消すことです。削除(さくじょ)しないといつまでも救援(きゅうえん)情報が流れ続けます。

 

 東日本大震災(だいしんさい)や熊本地震(くまもとじしん)でもTwitterは大活躍(だいかつやく)しました。正しい使い方をすれば、とても役立つツール(道具)なのです。(ITサポートさが・陣内誠)