<ジンジン博士のケータイ新書>参考と盗作の違い

  もうすぐ夏休みも終わりますが、宿題は終わりましたか? 本紙読者の皆(みな)さんなら、余裕(よゆう)で終わらせていることだろうと思いますが…。

 

 夏休みの宿題最大の難関(なんかん)は、自由研究と読書感想文ではないでしょうか? ネットを検索(けんさく)すると自由研究や読書感想文のための参考サイトがたくさん見つかりますね。みんな苦労しているんだなぁと、しみじみ感じます。

 

 今日は読書感想文の参考サイトの利用について、皆さんにお願いです。それらのサイトを参考にするのはかまわないのですが、例文をそのまま使うのは絶対(ぜったい)にやめてください。たとえ感想文の一部であっても例文をそのまま使えば盗作(とうさく)です。盗作で賞をとっても、ロクなことはありません。もう、ずいぶん前になりますが、とあるコンクールで最優秀(さいゆうしゅう)をとった作品が盗作だったことが分かって大(おお)騒(さわ)ぎになったことがあります。

 

 情報(じょうほう)化社会が発達したおかげで、私(わたし)たちはさまざまな情報を手に入れることができるようになりました。手に入れた情報をどのように利用するのかは自分次第(しだい)です。正しく利用しないと自分の身をほろぼすことになりかねません。読書感想文の例文もその一例です。情報をどう利用するか、しっかり考える態度(たいど)を身に付けてほしいと思います。

(ITサポートさが・陣内誠)