<ジンジン博士のケータイ新書>ネット利用のトラブル対策を

 今月9日に内閣(ないかく)府(ふ)大臣(だいじん)官房(かんぼう)政府(せいふ)広報(こうほう)室(しつ)が「インターネットの安全・安心に関する」アンケートの結果を発表しました。

 

 私(わたし)がびっくりしたのは「インターネットの利用に関連するトラブルについて、不安はありますか」という質問(しつもん)に67.6%の人が「不安がある」「どちらかといえば不安がある」と答えている点です。アンケートの対象が18歳(さい)以上の人たちなので、読者の皆(みな)さんよりも上の世代の人たちの意見ですから、仕方がないかもしれません。

 

 私は、この結果におどろきはしましたが、悪い印象はもちませんでした。なぜなら「トラブルにまきこまれるかもしれない」という気持ちは慎重(しんちょう)な行動につながると思うからです。車を運転するときには「人がとびだすかもしれない」「相手は自分に気づいていないかもしれない」という気持ちを持って運転する「かもしれない運転」が大切だと言われます。インターネットを使うときも「トラブルがあるかもしれない」という慎重さを大事にしたいものです。

 

 ただ、今回の調査(ちょうさ)で「不安がある」とした人の半数近くが「何らかの対策(たいさく)を行っていない」と回答していたのには残念な気持ちになりました。トラブルを避(さ)ける対策について勉強する必要がありますね。

(ITサポートさが・陣内誠)