<ジンジン博士のケータイ新書>SNSのルール考える大切さ

 今月、ジンジン博士にとって印象深い話し合いが二つ開かれました。

 

 一つは、県内高等学校の生徒(せいと)指導(しどう)担当(たんとう)の先生方による研究会で、10日に武雄市で開かれました。もう一つは、県内の現役(げんえき)高校生の皆(みな)さんが集まっての話し合いで、13日に佐賀大学で開かれています。先生と生徒という立場の違(ちが)いはありますが、どちらも高校生とケータイ(主にSNS)の使い方について真剣(しんけん)に話し合われました。

 

 先生方の話し合いでは、高校で生徒さん方が主体となって校内のルールを決め望ましいケータイの使い方を広めようとする取り組みが、報告(ほうこく)されました。もちろん先生方の協力があったとは言え、生徒さんたちが自主的にルールを考えるという点が素晴(すば)らしいなぁと感動しました。

 

 高校生の皆さんの話し合いの方は、全国で開かれている「高校生ICTカンファレンス」の佐賀大会として行われましたが、高校生の生の声を国に届(とど)ける取り組みとして注目されていました。今回は「人はなぜSNSを使うのか?」というテーマで、SNSの長所や短所、その使い方について熱心な話し合いが行われました。

 

 どちらも、ケータイの使用者である高校生が望ましい使い方について自主的に考えるという点が共通しています。情報(じょうほう)化社会へ積極的に参加するための条件(じょうけん)の一つとして「自分の身は自分で守る」というのがあるのではないかと私(わたし)は考えます。

 

 読者の皆さんも、身を守るために考えられる人になってほしいと願っています。

(ITサポートさが・陣内誠)