<ジンジン博士のケータイ新書>異例ずくめのポケモンGO

  もうすぐ夏休みも終わりですが、宿題は終わったかな? この夏休みは、リオオリンピックやポケモンGOなど世界を巻(ま)き込(こ)んだ大きなイベントがいくつかありましたが、皆さんはどんな出来事が心に残っていますか? 私にとっては、なんといってもポケモンGOの配信開始が印象深い夏休みでした。

 

 北米や欧州(おうしゅう)で先行配信され、世界的な大ヒット実績(じっせき)をひっさげての7月22日の日本配信開始。内閣(ないかく)サイバーセキュリティセンターが事前の注意喚起(かんき)を行うなど異例(いれい)ずくめのスタートでした。私はその日、小城市職員(しょくいん)の皆さんにお話をする機会をいただいていたので、さっそく市役所前の広場でピカチュウをゲットして、お話の導入(どうにゅう)部に使わせてもらいました。配信から1カ月が過(す)ぎ、ポケモンGOは五つのギネス世界記録に認定(にんてい)されたそうです。

 

 盛(も)り上(あ)がる一方で問題も数多く取り上げられました。歩きスマホや運転中のゲーム、立(た)ち入(い)り禁止区域(きんしくいき)への侵入(しんにゅう)、肖像権(しょうぞうけん)をめぐるトラブルなど、ゲーム自体に罪(つみ)はないのでしょうが、ユーザーの不心得(ふこころえ)が招(まね)いたトラブルはきりがありません。

 

 振(ふ)り返(かえ)ってみるとポケモンGOは、インターネットトラブルの全てを含(ふく)んでいるといってもいいようです。皆さんも気をつけて遊んでくださいね。(ITサポートさが・陣内誠)