<ジンジン博士のケータイ新書>無差別に送られてくる迷惑メール

 私(わたし)は勉強のために迷惑(めいわく)メールを集めているのですが、先日珍(めずら)しいものを教えてもらったので皆(みな)さんにもお知らせします。

 

 皆さんはスマートフォンのカメラが乗っ取られて勝手に録画されてしまうことがあるのを知っていますか? 録画された動画を知り合いにばらまかれたくなかったらお金をはらえと脅(おど)してくるのです。セクストーションと呼(よ)ばれる方法です。この被害(ひがい)にあった人たちは、悪い誘(さそ)いに乗ってスマートフォンに不正なアプリをインストールさせられた結果、こわい目にあっています。よくないアプリをインストールしないことで被害を防(ふせ)ぐことができます。

 

 ところが、今日紹介(しょうかい)するメールは、あぶないことに、近寄(ちかよ)っていない人にも無差別に送られてくるのです。その内容(ないよう)は「あなたのパソコンのカメラを乗っ取りました。秘密(ひみつ)をばらされたくなければお金をはらいなさい」といったものです。もちろんカメラは乗っ取られていません。

 

 初めに紹介したセクストーションは被害者を確実(かくじつ)にねらわなければならないので、とても手間がかかります。一方、後で紹介したメールなら大量に送りつけられるので、簡単(かんたん)に被害者を増(ふ)やすことができるというわけです。

 

 皆さんもだまされないように気をつけましょう。

(ITサポートさが・陣内誠)