<ジンジン博士のケータイ新書>スマホ、使い慣れに注意

 新学期が始まっておよそ3週間たちましたが、新しい学年や学級には慣(な)れましたか?

 進学や進級をきっかけにスマホを買ってもらった方も多いことと思いますが、こちらもそろそろ使(つか)い慣(な)れたころではないでしょうか?

 

 仕事や道具は慣れたころが失敗しやすいものです。みなさんの身近な自転車におきかえて考えるとわかりやすいかもしれません。自転車に乗れるようになってすぐのころは、「転ばないように、事故(じこ)にあわないように」と気をつけて運転をするので、スピードもひかえめだし、遠くまで行くこともなかったでしょう? でも、乗り慣れたころにはスピードを出すようになるし、遠くまで出かけるようにもなります。そうなると転んだり事故にあったりする可能性(かのうせい)が高くなるのです。スマホも同じです。使い始めは慎重(しんちょう)に使っていても、慣れてくるころに心にスキが生まれて失敗することが多いのです。

 

 「3日、3週間、3か月、3年」という言葉があります。人が新しい仕事に定着する目安にもされる言葉ですが、人の行動が習慣(しゅうかん)化される期間を表すとも言われています。スマホに使い慣れ、「これくらいの写真なら、これくらいの言葉なら」と安易(あんい)な情報(じょうほう)発信をしないように気をつけてほしいものです。

 

 交通事故ももちろんですが、スマホの事故にも気をつけましょう。スマホでの失敗は、あなたの心に大きな傷(きず)を残す可能性が高いのです。

(ITサポートさが・陣内誠)